うすい色の欄が16か所あいています。① から順に、電卓で計算して数字を書き入れてください。手がかりは、すでに入っている太字の数字(与件)と、列見出しの下の行にある式のヒントです。斜線の欄は、そこに数字が入らないところなので、そのままにしてください。答え合わせは後半の「解答・解説」のページで。
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
| 1 | ASTRA — 株主資本等変動計算書 | |||||||
| 2 | 単位: 千USD。列が「資本の内訳」、行が「増減の原因」。★どの原因が、どの内訳を動かすかを見る表です。 | |||||||
| 3 | ||||||||
| 4 | 増減の原因 | 資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | AOCI | 株主資本 合計 | メモ | |
| 5 | (1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6)=(2)+(3)+(4)+(5) | ||
| 6 | 期首残高 | 800 | 1,900 | 4,250 | -50 | ① | ここから1年が始まる | |
| 7 | 新株発行 | 300 | 600 | ② | ★株主から入ってきたお金。利益とは関係ない | |||
| 8 | 当期純利益 | 500 | ③ | ★損益計算書とつながる1行 | ||||
| 9 | 現金配当の宣言 | -150 | ④ | 稼いだ利益を株主に配る | ||||
| 10 | 自己株式の取得 | -100 | ⑤ | ★費用ではない。利益剰余金は動かない | ||||
| 11 | その他の包括利益(OCI) | -50 | ⑥ | ★純利益には入らないが、資本は動かす | ||||
| 12 | ||||||||
| 13 | 期末残高 | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ★次期の期首になる | |
| 14 | 検算(期首+増減) | ⑫ | 縦に足しても横に足しても同じ | |||||
| 15 | ||||||||
| 16 | 【この表から出る数字】 | |||||||
| 17 | 見るもの | 値 | 式・意味 | |||||
| 18 | 包括利益(純利益 + OCI) | ⑬ | 純利益500 + OCI(−50) | |||||
| 19 | 配当性向 | ⑭ | マイナスの配当を正に直して割る | |||||
| 20 | 株主資本の当期純増 | ⑮ | 増減の合計と一致する | |||||
| 21 | 利益剰余金の構成比 | ⑯ | ★高いほど自力で積んだ会社 | |||||
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
| 1 | ASTRA — 株主資本等変動計算書 | |||||||
| 2 | 単位: 千USD。列が「資本の内訳」、行が「増減の原因」。★どの原因が、どの内訳を動かすかを見る表です。 | |||||||
| 3 | ||||||||
| 4 | 増減の原因 | 資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | AOCI | 株主資本 合計 | メモ | |
| 5 | (1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6)=(2)+(3)+(4)+(5) | ||
| 6 | 期首残高 | 800 | 1,900 | 4,250 | -50 | ① 6,900=SUM(C6:F6) | ここから1年が始まる | |
| 7 | 新株発行 | 300 | 600 | ② 900=SUM(C7:F7) | ★株主から入ってきたお金。利益とは関係ない | |||
| 8 | 当期純利益 | 500 | ③ 500=SUM(C8:F8) | ★損益計算書とつながる1行 | ||||
| 9 | 現金配当の宣言 | -150 | ④ -150=SUM(C9:F9) | 稼いだ利益を株主に配る | ||||
| 10 | 自己株式の取得 | -100 | ⑤ -100=SUM(C10:F10) | ★費用ではない。利益剰余金は動かない | ||||
| 11 | その他の包括利益(OCI) | -50 | ⑥ -50=SUM(C11:F11) | ★純利益には入らないが、資本は動かす | ||||
| 12 | ||||||||
| 13 | 期末残高 | ⑦ 1,100=C6+C7 | ⑧ 2,400=D6+D7+D10 | ⑨ 4,600=E6+E8+E9 | ⑩ -100=F6+F11 | ⑪ 8,000=SUM(C13:F13) | ★次期の期首になる | |
| 14 | 検算(期首+増減) | ⑫ 8,000=G6+SUM(G7:G11) | 縦に足しても横に足しても同じ | |||||
| 15 | ||||||||
| 16 | 【この表から出る数字】 | |||||||
| 17 | 見るもの | 値 | 式・意味 | |||||
| 18 | 包括利益(純利益 + OCI) | ⑬ 450=E8+F11 | 純利益500 + OCI(−50) | |||||
| 19 | 配当性向 | ⑭ 30.0%=-E9/E8 | マイナスの配当を正に直して割る | |||||
| 20 | 株主資本の当期純増 | ⑮ 1,100=G13-G6 | 増減の合計と一致する | |||||
| 21 | 利益剰余金の構成比 | ⑯ 57.5%=E13/G13 | ★高いほど自力で積んだ会社 | |||||
この表は「1行=1つの原因」でできています。7行目の新株発行は資本金と資本剰余金だけを動かし、8行目の純利益は利益剰余金だけを動かす。どの原因がどの内訳に効くかを、列で見分ける表です。G13(期末合計)を選ぶと、参照元が C13〜F13 の4つだと分かります。
8行目の当期純利益500が、この表の入口です。損益計算書の最後の行(Day1の C19)がここに来ます。そして E13(期末の利益剰余金)は貸借対照表(Day2の F20)へ渡ります。3つの表は、この2本の線でつながっています。Day12でまとめて見ます。
自己株式の取得(10行目)が利益剰余金を動かさないことに注意してください。自社株を買い戻すのは費用ではなく、株主への資本の払い戻しです。損益計算書には出てきません。ここを費用だと思うと、純利益と株主資本の動きが合わなくなります。
包括利益(C18)は 450 です。純利益500に、OCIの −50 を足したもの。純利益には出てこないが資本は動いているという部分が、AOCI(F列)に溜まっていきます。為替換算や年金の再測定がここに入ります。「1年でいくら稼いだか」を株主の立場で見るなら、純利益ではなく包括利益です。
検算の仕方。G14 は「期首合計 + 各原因の合計」で、G13(期末の内訳を足したもの)と必ず一致します。縦に足しても横に足しても同じ数字になるのが、この表が正しく組めている証拠です。