手で解くプリントさわる管理会計 Day02 貸借対照表 / 前半が問題、後半が解答・解説(A4横)。表1枚ぶん
問題さわる管理会計 Day02 貸借対照表貸借対照表名前 ______________ 日付 ____ / ____

うすい色の欄が13か所あいています。① から順に、電卓で計算して数字を書き入れてください。手がかりは、すでに入っている太字の数字(与件)と、列見出しの下の行にある式のヒントです。答え合わせは後半の「解答・解説」のページで。

ABCDEFG
1ASTRA Manufacturing — 貸借対照表(2026年4月末)
2単位: 千USD。左が「何を持っているか」、右が「そのお金をどこから持ってきたか」。左右は必ず一致します。
3
4資産(何を持っているか)金額負債・株主資本(どこから来たか)金額メモ
5【流動資産】1年以内に現金になる【流動負債】1年以内に払う
6現金800買掛金1,800
7売掛金3,200未払給与400
8棚卸資産3,000短期借入金1,000
9前払費用200長期借入金の流動部分300
10流動資産 合計①流動負債 合計②
11【非流動資産】1年を超えて使う【非流動負債】1年を超えて払う
12有形固定資産(純額)8,500長期借入金(1年超)4,500
13無形資産800繰延税金負債500
14非流動資産 合計③非流動負債 合計④
15負債 合計⑤
16資産 合計⑥
17【株主資本】返さなくてよいお金
18【指標】資本金1,000
19流動比率(流動資産 ÷ 流動負債)⑦その他の資本項目2,400
20自己資本比率(株主資本 ÷ 資産)⑧利益剰余金⑨
21運転資本(流動資産 − 流動負債)⑩株主資本 合計⑪
22
23負債・株主資本 合計⑫
24左右の差⑬★ここは必ず 0 になる
さわる管理会計 Day2 — 貸借対照表 / https://sawaru.world/kanri/day02-1さわる管理会計 Day02
解答・解説さわる管理会計 Day02 貸借対照表貸借対照表
ABCDEFG
1ASTRA Manufacturing — 貸借対照表(2026年4月末)
2単位: 千USD。左が「何を持っているか」、右が「そのお金をどこから持ってきたか」。左右は必ず一致します。
3
4資産(何を持っているか)金額負債・株主資本(どこから来たか)金額メモ
5【流動資産】1年以内に現金になる【流動負債】1年以内に払う
6現金800買掛金1,800
7売掛金3,200未払給与400
8棚卸資産3,000短期借入金1,000
9前払費用200長期借入金の流動部分300
10流動資産 合計① 7,200=SUM(C6:C9)流動負債 合計② 3,500=SUM(F6:F9)
11【非流動資産】1年を超えて使う【非流動負債】1年を超えて払う
12有形固定資産(純額)8,500長期借入金(1年超)4,500
13無形資産800繰延税金負債500
14非流動資産 合計③ 9,300=C12+C13非流動負債 合計④ 5,000=F12+F13
15負債 合計⑤ 8,500=F10+F14
16資産 合計⑥ 16,500=C10+C14
17【株主資本】返さなくてよいお金
18【指標】資本金1,000
19流動比率(流動資産 ÷ 流動負債)⑦ 2.06倍=C10/F10その他の資本項目2,400
20自己資本比率(株主資本 ÷ 資産)⑧ 48.5%=F21/C16利益剰余金⑨ 4,600=C16-F15-F18-F19
21運転資本(流動資産 − 流動負債)⑩ 3,700=C10-F10株主資本 合計⑪ 8,000=F18+F19+F20
22
23負債・株主資本 合計⑫ 16,500=F15+F21
24左右の差⑬ 0=C16-F23★ここは必ず 0 になる

答えの出し方

  1. ① C10 =SUM(C6:C9) → 7,200 … 現金から前払費用まで
  2. ② F10 =SUM(F6:F9) → 3,500 … 買掛金から流動部分まで
  3. ③ C14 =C12+C13 → 9,300 … 有形 + 無形
  4. ④ F14 =F12+F13 → 5,000 … 長期借入 + 繰延税金負債
  5. ⑤ F15 =F10+F14 → 8,500 … 流動 + 非流動
  6. ⑥ C16 =C10+C14 → 16,500 … 流動 + 非流動。★右下と必ず一致する
  7. ⑦ C19 =C10/F10 → 2.06倍 … 1を割ると、1年以内の支払いに足りない
  8. ⑧ C20 =F21/C16 → 48.5% … 返さなくてよいお金の割合
  9. ⑨ F20 =C16-F15-F18-F19 → 4,600 … ★差額で求まる。資産 − 負債 − 資本金 − その他
  10. ⑩ C21 =C10-F10 → 3,700 … 1年以内に手元に残る余裕
  11. ⑪ F21 =F18+F19+F20 → 8,000 … 資本金 + その他 + 利益剰余金
  12. ⑫ F23 =F15+F21 → 16,500 … ★左の「資産 合計」と必ず一致する
  13. ⑬ F24 =C16-F23 → 0 … 0 でなければどこかが合っていない

【解説】貸借対照表

左右が一致するのは、偶然ではありません。C16(資産 合計)と F23(負債・株主資本 合計)が必ず同じになるのは、右が「左のお金をどこから持ってきたか」を書いているからです。F24 が 0 でなければ、どこかが間違っています。

この表で唯一「差額で決まる」のが利益剰余金です。F20 をクリックしてください。式は =C16-F15-F18-F19。資産から、負債と株主が出したお金を引いた残り。つまり「会社が自分で稼いで貯めた分」です。Day3ではこの数字が、どう増えてどう減ったかを追いかけます。

9行目の「長期借入金の流動部分」に注目してください。借入契約は1本でも、返済が1年以内に来る分だけは流動負債に移します。同じ借金でも、いつ返すかで置き場所が変わるのが、流動と非流動を分ける意味です。ここを見落とすと流動比率(B19)が実態より良く見えます。

試してみてください。C6(現金)を 800 から 300 に減らすと、流動比率は 2.13倍から 2.00倍へ下がります。ただし利益剰余金(F20)も 500 減ります。資産が減れば、その分どこかの資金の出どころも減る──左右が一致するとは、そういうことです。

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