手で解くプリントさわる管理会計 Day01 損益計算書の2つの形 / 前半が問題、後半が解答・解説(A4横)。表2枚ぶん
問題さわる管理会計 Day01 損益計算書の2つの形損益計算書名前 ______________ 日付 ____ / ____

うすい色の欄が19か所あいています。① から順に、電卓で計算して数字を書き入れてください。手がかりは、すでに入っている太字の数字(与件)と、列見出しの下の行にある式のヒントです。答え合わせは後半の「解答・解説」のページで。

ABCDE
1ASTRA Manufacturing — 2026年度 損益計算書
2単位: 千USD。青い文字のセルは書き換えられます。D列は「売上高を100としたときの割合」です。
3
4科目金額対売上高 %何を足し引きしているか
5(1)(2)(3)=(2)/売上高
6売上高4,000①
7売上原価2,400②
8売上総利益③④商品そのものの粗さ
9給与500⑤
10管理費300⑥
11営業費用 合計⑦⑧本業を回すためのコスト
12営業利益⑨⑩★ここが本業の実力
13受取配当40⑪
14設備売却益80⑫
15支払利息60⑬
16有価証券売却損20⑭
17税引前利益⑮⑯税金を計算する前の利益
18法人税340⑰
19当期純利益⑱⑲株主のものになる利益
さわる管理会計 Day1 — 損益計算書の2つの形 / https://sawaru.world/kanri/day01-1さわる管理会計 Day01
問題さわる管理会計 Day01 損益計算書の2つの形単一ステップ式名前 ______________ 日付 ____ / ____

うすい色の欄が3か所あいています。① から順に、電卓で計算して数字を書き入れてください。手がかりは、すでに入っている太字の数字(与件)と、列見出しの下の行にある式のヒントです。答え合わせは後半の「解答・解説」のページで。

ABCD
1ASTRA Manufacturing — 単一ステップ損益計算書
2単位: 千USD。金額は「損益計算書」シートを見ています(あちらの青いセルを書き換えると、ここも動きます)。薄い色の3つが自分で組み立てる欄です。
3
4科目金額メモ
5(1)(2)
6【収益・利得】Revenues and Gains段階を作らず、入ってくるものを全部ここに集める
7売上高4,000本業の収益
8受取配当金40本業ではない収益。多段階では営業利益より下に置かれる
9設備売却益80一度きりの利得。★ここでは売上高と同じ扱いで足されてしまう
10収益・利得 合計①Revenue と Gain を区別せずに足すのが、この方式の特徴
11
12【費用・損失】Expenses and Losses出ていくものも、全部ここに集める
13売上原価2,400
14給与500
15管理費300
16支払利息60本業ではない費用
17有価証券売却損20本業ではない損失
18法人税等340★多段階では最後に別立てで引くが、ここでは費用の1つとして混ざる
19費用・損失 合計②
20
21純利益 Net Income③★多段階で出した当期純利益と必ず同じになる
22
23(参考)多段階シートの当期純利益500上の純利益と一致していれば、両方とも正しく組めている
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解答・解説さわる管理会計 Day01 損益計算書の2つの形損益計算書
ABCDE
1ASTRA Manufacturing — 2026年度 損益計算書
2単位: 千USD。青い文字のセルは書き換えられます。D列は「売上高を100としたときの割合」です。
3
4科目金額対売上高 %何を足し引きしているか
5(1)(2)(3)=(2)/売上高
6売上高4,000① 100.0%=C6/$C$6
7売上原価2,400② 60.0%=C7/$C$6
8売上総利益③ 1,600=C6-C7④ 40.0%=C8/$C$6商品そのものの粗さ
9給与500⑤ 12.5%=C9/$C$6
10管理費300⑥ 7.5%=C10/$C$6
11営業費用 合計⑦ 800=C9+C10⑧ 20.0%=C11/$C$6本業を回すためのコスト
12営業利益⑨ 800=C8-C11⑩ 20.0%=C12/$C$6★ここが本業の実力
13受取配当40⑪ 1.0%=C13/$C$6
14設備売却益80⑫ 2.0%=C14/$C$6
15支払利息60⑬ 1.5%=C15/$C$6
16有価証券売却損20⑭ 0.5%=C16/$C$6
17税引前利益⑮ 840=C12+C13+C14-C15-C16⑯ 21.0%=C17/$C$6税金を計算する前の利益
18法人税340⑰ 8.5%=C18/$C$6
19当期純利益⑱ 500=C17-C18⑲ 12.5%=C19/$C$6株主のものになる利益

答えの出し方

  1. ① D6 =C6/$C$6 → 100.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  2. ② D7 =C7/$C$6 → 60.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  3. ③ C8 =C6-C7 → 1,600 … 売上高 − 売上原価。★ここまでが「モノの利益」
  4. ④ D8 =C8/$C$6 → 40.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  5. ⑤ D9 =C9/$C$6 → 12.5% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  6. ⑥ D10 =C10/$C$6 → 7.5% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  7. ⑦ C11 =C9+C10 → 800 … 給与 + 管理費
  8. ⑧ D11 =C11/$C$6 → 20.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  9. ⑨ C12 =C8-C11 → 800 … 売上総利益 − 営業費用。★本業のもうけ
  10. ⑩ D12 =C12/$C$6 → 20.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  11. ⑪ D13 =C13/$C$6 → 1.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  12. ⑫ D14 =C14/$C$6 → 2.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  13. ⑬ D15 =C15/$C$6 → 1.5% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  14. ⑭ D16 =C16/$C$6 → 0.5% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  15. ⑮ C17 =C12+C13+C14-C15-C16 → 840 … 営業利益 + 営業外収益 − 営業外費用
  16. ⑯ D17 =C17/$C$6 → 21.0% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  17. ⑰ D18 =C18/$C$6 → 8.5% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ
  18. ⑱ C19 =C17-C18 → 500 … 税引前利益 − 法人税。★最後に残る利益
  19. ⑲ D19 =C19/$C$6 → 12.5% … その科目 ÷ 売上高。売上を100としたときの大きさ

【解説】損益計算書

この表は上から下へ、利益が3回出てきます。C8 売上総利益(商品そのもののもうけ)→ C12 営業利益(本業のもうけ)→ C19 当期純利益(最後に残るもうけ)。3つとも「利益」ですが、引いてきたものが違います。どの段階の話をしているのかを取り違えると、会話がかみ合いません。

D列(対売上高%)を縦に読んでください。売上総利益率 40%、営業利益率 20%、純利益率 12%。金額だけを見ていると規模の話になりますが、%で見ると「どこで削られたか」が分かります。売上総利益から営業利益までで20ポイント落ちているのは、給与と管理費(合計800)のぶんです。

13〜16行目は本業ではありません。受取配当・設備売却益・支払利息・有価証券売却損。C14 の設備売却益80は、来年も出るとは限らない一度きりの利益です。営業利益(C12)と税引前利益(C17)を分けているのは、この「毎年出るもの/出ないもの」を分けるためです。

試してみてください。C7(売上原価)を 2400 から 2160 に、つまり1割下げるとどうなるか。当期純利益は 500 から 740 へ、240 増えます。売上を増やさなくても、原価を1割削れば純利益が5割近く増える。C7 を選ぶと、参照先(茶色)が C8 → C12 → C17 → C19 とつながっているのが見えます。

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解答・解説さわる管理会計 Day01 損益計算書の2つの形単一ステップ式
ABCD
1ASTRA Manufacturing — 単一ステップ損益計算書
2単位: 千USD。金額は「損益計算書」シートを見ています(あちらの青いセルを書き換えると、ここも動きます)。薄い色の3つが自分で組み立てる欄です。
3
4科目金額メモ
5(1)(2)
6【収益・利得】Revenues and Gains段階を作らず、入ってくるものを全部ここに集める
7売上高4,000本業の収益
8受取配当金40本業ではない収益。多段階では営業利益より下に置かれる
9設備売却益80一度きりの利得。★ここでは売上高と同じ扱いで足されてしまう
10収益・利得 合計① 4,120=SUM(C7:C9)Revenue と Gain を区別せずに足すのが、この方式の特徴
11
12【費用・損失】Expenses and Losses出ていくものも、全部ここに集める
13売上原価2,400
14給与500
15管理費300
16支払利息60本業ではない費用
17有価証券売却損20本業ではない損失
18法人税等340★多段階では最後に別立てで引くが、ここでは費用の1つとして混ざる
19費用・損失 合計② 3,620=SUM(C13:C18)
20
21純利益 Net Income③ 500=C10-C19★多段階で出した当期純利益と必ず同じになる
22
23(参考)多段階シートの当期純利益500上の純利益と一致していれば、両方とも正しく組めている

答えの出し方

  1. ① C10 =SUM(C7:C9) → 4,120 … 売上高 + 受取配当金 + 設備売却益
  2. ② C19 =SUM(C13:C18) → 3,620 … 売上原価から法人税等まで、6つ全部
  3. ③ C21 =C10-C19 → 500 … 収益・利得 合計 − 費用・損失 合計

【解説】単一ステップ式

同じデータから、形だけが違う2つの損益計算書ができます。純利益はどちらも同じ。C21(この表の純利益)と C23(多段階シートの当期純利益)が一致します。違うのは途中が見えるかどうかだけです。

この形では、売上総利益も営業利益も出てきません。つまり「本業でいくら稼いだか」が分かりません。利益が落ちたときに、売上原価が上がったのか、給与や管理費が膨らんだのか、本業ではない損失が原因かを、この表からは区別できません。

いちばん危ないのは C9(設備売却益80)です。この形だと売上高4,000と並べて足されるので、収益の一部に見えます。しかし設備を売った利益は毎年出るものではありません。多段階式が営業利益('損益計算書'!C12)で線を引いているのは、この「毎年出るもの/出ないもの」を分けるためです。

比べてみてください。多段階シートで C7(売上原価)を1割下げると、あちらは売上総利益・営業利益・税引前利益・当期純利益が順に動きます。こちらの表は「費用・損失 合計」と「純利益」の2つしか動きません。どこが効いたのかが見えないのが、単一ステップ式の弱点です。

さわる管理会計 Day1 — 損益計算書の2つの形 / https://sawaru.world/kanri/day01-1さわる管理会計 Day01